7時に起きる

もう二度寝はしない

渋谷ハロウィンに行ったことが


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今から四年前、26歳だった時に今話題の渋谷ハロウィンに行ったことがあります。

 

その当時働いていた先には、お祭り好きで若い女好きの、今思えばセクハラオヤジの40半ばを過ぎた店長がおりまして。

その店長から仮装して渋谷に行って遊ぼうと誘われました。

私と他に女の子が二人誘われました。歳は二人とも同じくらいで、20代の随分若い女と遊びに行く店長だな、と今更思います。

無料でキャバクラ接待という、本当にそれだけの扱いだったことに関して、当時は本当にそこら辺がよく分かってなかったです。

 

あとの二人が衣装を決めてくれて、三人でミニスカポリスをすることになりました。

ドンキで買った衣装をトイレで着替えると、ピチピチで物凄いミニスカ。

明らかに恋人同士がキャッキャッウフフする用の衣装なんですが、そもそも日本のハロウィン衣装で女性が可愛い仮装をしたいと思って販売用のを探すと、結局は露出多目になりますね。

それでもその時は若さ故、また私は性被害に合ったこともないし、それをこんこんと教えてくれる人もいなかった為にテンション上がりつつ出掛けました。

 

渋谷駅につき地上につくと、ありえない人の密集度で、例えるならワールドウォーZと言いましょうか、とにかくここを進める気がしない。

しかし店長は他同僚男性二人と居酒屋にいるというのでそこに行かねばならない。

ミニスカポリス三人は横に歩く事を諦め、縦に整列し、先頭はとにかく人をかきわけ、後ろの二人は前のミニスカポリスの肩を掴み、シュシュポポと動き始めました。私はまん中でした。

 

渋谷に着くまでの私の幻想は、

たくさんの面白い仮装をしてる人がいて、そんな人達と初対面ながらも一緒に写真を撮ったりして、街にいるだけで時間を潰せる、そんな楽しいイベント。というものでした。

しかし実際に来てみて分かったことは、

とにかくワールドウォーZなので立ち止まれないし、他の人の仮装もすれ違いざまにしか見れない、写真を撮ってる余裕なんてない。

という感想です。

(その中でも自撮り棒で撮ってる輩もいるんですが、あまりの人混みなのでめちゃくちゃ危険だし迷惑行為でした。)

 

車道を歩けないので、狭い歩道を完全に定員オーバーの人数が押し合い圧し合いしながら歩き続けます。

そんな極限状態なのに、喫煙所では至近距離に人がいるにも関わらず煙草に火をつけてる人がいて危なく、

とにかく周りは騒がしいので、私はミニスカポリス二人に「煙草の火が危ないよ!気を付けて!」と呼びかけました。これは強烈に記憶に残ってます。

 

居酒屋になんとかつくと、もう外に出たくない、と思っている私がいました。

普段渋谷は怖いので近づかないような人間なのに、何故か付き合いで来てしまっている。

この自己矛盾に変な興奮を錯覚しつつ、もつ鍋をつつきます。

店長が連れてきた同僚男性も40半ばのスケベそうな奴らで、同じ会社だけど全く接点がない人とどうしてだか遊んでいる事をその時は様々な違和感に紛れて有耶無耶になっていました。

本当は女子だけで良かったのにね、とその頃の自分に声をかけてあげたい、としみじみ思います。

 

居酒屋を出てまだ帰るのに時間はあるとなっても、

地上の密集した人人人。道の向こうに神輿がワッショイワッショイ担がれてるのが見える(マジです)、そんなのを見てると街をぶらつくなんてとんでもないのは全員一致の意見で、結局カラオケで時間を潰して、その後解散となりました。

 

またミニスカポリスは整列して肩を掴んで帰っていたのてすが、真ん中にいた私に、いきなり肩をポンポンと叩く人がいました。

それが男性だとその時は判断したものの、その男性は話しかけるでもなくニヤニヤして雑踏に消えていきました。

通りすがりにいきなり触られ、ビックリした私は「いま肩を叩かれた」と話すと、後ろの女の子が「私は尻を触られた」と不機嫌そうに言いました。

痴漢だ…!

まさか渋谷のハロウィンに遊びに来て痴漢されるとは夢にも思っていなかったお気楽な私は顔面蒼白になり、はやく駅につけ早く早くと、逃げながら帰宅。

その後、一度も渋谷ハロウィンには行っていません。

とにかくワールドウォーZだし、他の人の仮装も見れない、写真を撮れない、その上痴漢される、なんて。

踏んだり蹴ったりで、悲しかった思い出です。

 

単純に人混みが凄いというのと、阿鼻叫喚の混雑に紛れて痴漢がいるというのがとにかく恐怖でした。わたしはたまたま列の真ん中にいたから肩を叩かれたくらいで済んだかもしれませんが、ただそれだけでもいきなり知らない人に触られたことはショックで、ずっと覚えています。

いま、露出の高い仮装をしているんだから痴漢されてもしょうがない、という意見をネットで見ます。

そもそも痴漢は犯罪なんで絶対にする方が悪いんですけど、それを勘違いしてる人が多いことにげんなりします。

痴漢と同様に相当スリも出てると思うんですが、財布とられても「財布を持って渋谷を歩いたことが悪い」と言えるんですかねー。

みんなが安全に歩くことを害するものはみんな犯罪ですよ。何故か性犯罪だけ矮小化されてしまう。

本当に悲しいですけど、こういう考え方の洗脳に日本は大半の人が犯されているように思えて時々怖くなります。

わたしは、わたしだけは、その時痴漢が怖いと思ったその心に寄り添ってあげたいです。

 

渋谷ハロウィンは警察の人たちが駆り出されて仕事をしてくれているのは分かりますが、何か企業が入っていたり、イベントとしてルールがある訳ではありません。やりたい放題なので、結局痴漢や喧嘩や暴動が起きるようなものに発展する。悲しいけど、そういう一部の「犯罪者」が多くの楽しみたいだけの人達を食い物にしていく。その後始末を警察の人たちがしないといけないのも大変だと思いますよ。

絶対に金になるんだから、企業とかが入って仕切ってくれたら、それこそ26歳の女の子が逃げるように帰宅しなくても済む安心感が、少しは出てくるんでないかな、と思うわけです。

 

ハロウィンの時期に渋谷に行く奴なんて馬鹿。

ってのはもっともな意見で反論できないんですが、その「馬鹿」の中にもたくさんの事情とか、私にはしてみれば「迂闊さ」とかがはらんでいるで。まぁ今となっては危険なイベントで危険な場所というのは強固な存在になってしまったんですが、

馬鹿側の昔話として書いておきます。

 

以上でーす。

 

↓【写真提供】(使用許可をいただいてます)

 

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